相模原の庭づくり業者が教える木漏れ日をつくる剪定~モミジ~
こんにちは。
幹制作所の井村幹仁です。
相模原を中心に
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など様々庭づくりを手掛けいる造園業者です。
今回はモミジの剪定について。
モミジの剪定、多分一番難しいと思います。
皆さんが想像するモミジってどういったものですか?イメージできていますか?
私が想像するモミジは、枝先が風でなびいて揺れ、木漏れ日も踊る「柔らかい」イメージです。
モミジはコナラやクヌギなどブナ科の高木の下でそよそよとそよぐ姿がとても綺麗です。私は常にこのイメージに近づけようと日々剪定しています。
ではモミジの剪定はどうすればよいのか。
先ずは枝先は極力に切らない。モミジは先端に向けて柔らかな線が出ます。枝先を切った瞬間に風になびくことのない枝になってしまいます。
次に枝数を減らします。ブナ科などの高木の下にあるモミジは枝数が少ないのです。
それはなぜか?
少ない光量でも生きていくためです。高木の下にあるモミジは高木の葉に遮られ十分な光量が得られません。なのでモミジは自ら枝を落とすのです。自然淘汰です。
実際枝葉が密になってしますと懐に光が入らず若い目が育たず、生えてきても枯れてしまいます。よって常に幹もとに光が入るようにするのです。
最後にこれが一番難しい。一年後二年後、三年後に主役となりゆる若い枝を見つけ出し大切に育てます。逆に大きく立派な枝に対しては役目が終わる瞬間を逃さず切り落とします。
ここが重要なのです。ふつうはもったいなくて切ることができません。
しかし、先ほどもお伝えしたように懐の若い枝を育てるために幹もとに光が入るようにするのです。
今現在は「良い枝」でも数年後は「悪い枝」になってしまう可能性があるのです。
思い切りの良さと、数年先を見る目、これがモミジの剪定に必要だと私は感じます。
柔らかい枝を出すための剪定。
是非試してみてください(^^♪
ではまた次回♪
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