TEA GARDEN(茶庭・露地)&坪庭の石造品の使い方
こんにちは。
幹制作所 代表の井村幹仁です。
暑さ寒さも彼岸まで。
今年はまさにこの言葉通り、お彼岸あたりから見事に涼しくなってきましたね!
季節の変わり目、皆さま体調管理には気を付けてお過ごしくださいね。
さて今回はTEA GARDENである茶庭・露地そして坪庭などに使われる石造品について。
「茶庭や露地」「坪庭」では当たり前に使われる燈籠などの石造品。
一体何を選べばよいものか。。。と思われる方も多いはず。
石造品も古くは奈良時代のものから平安時代、鎌倉時代、南北朝時代、室町時代から現代にいたるまで。実に多くのものが存在します。
もちろん古いものを手に入れるのは容易ではありません。
完全品はお寺や美術館などまたは大数寄者が収集したものを拝観する形になります。
よって私たち一般の方は鎌倉時代、南北朝時代、室町時代等の時代品の部分的なものを手に入れることとなります。
部分品とは宝篋印塔や燈籠、五輪塔などの各パーツ
石造品には基礎と言われる台座(地輪等)や竿、中台、火袋、笠、宝珠から成り立ちます。当時は乱戦が多くあり、また地震国家である我が日本では完全品として残るものはごくわずか。
その中で燈籠などの各パーツのみ多く残ることが普通です。
鎌倉時代のものだけど笠しかない、とか室町時代のものなのに基礎しかない、とか。
数寄者の本領発揮
そんな各パーツをそこらに転がしておくのは持ったない。
何か使えないものか。。
そんなことを常に感じていた茶人であった当時の数寄者たちが考えたのが
寄せ燈籠
有名なのが孤篷庵忘筌の寄せ燈籠
小堀遠州が作った茶室の前にありますが、きっとこれも小堀遠州が寄せたものなのでしょう。
そして今回私がご紹介する燈籠、石造品も寄せ燈籠になります。
基礎である台座は室町時代は堅いと思います。
笠も時代ものなのですが時代が定かではありません。
(私は室町時代は堅いと思っていますが、、、)
といった具合にTEAGARDENである茶庭や露地に合うことはもちろん、坪庭などで景色と使うと空間が引き締まります。
ホテルや旅館、又は料亭や飲食店、又は個人の坪庭など、
狭い空間などをどう生かそうか悩んでいる方は、こういった石造品上手く使うとメリハリのある、狭小空間を引き立たせる大きな力になるでしょう。
一品限りの銘品になりますのでご興味のある方はお早めにご連絡くださいね。
以上、TEA GARDEN(茶庭・露地)&坪庭の石造品の使い方 でした。
ではまた次回♪
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