相模原市を拠点にする庭づくり業者・幹制作所の四季を感じる雑木の庭づくり~藤沢市M様邸~
こんにちは。
幹制作所の井村幹仁です。
相模原を中心に
・茶庭
・和風の庭
・雑木の庭
・山野草の庭
・ウッドデッキのある庭
・小屋のある庭
・駐車場の庭
・ドックランのある庭
など様々庭づくりを手掛けいる造園業者です。
今回はちょうど一年前に庭づくりさせていただいた、神奈川県藤沢市の雑木の庭づくりをご紹介いたします。
ここのお庭は水捌けが非常に悪く、先ずは目に見えない部分からスタートしました。
幹制作所のギャラリーにもありますが、土中環境の整備というものです。簡単に言うと山の構造を取り入れ、樹木の「根」の生育をよりよくするものです。
山の構造って皆さん不思議と思いませんか?
山って基本平らな場所は少なく斜面に樹木が生育していますよね。ふつうに考えたら雨が降っても水は流れ落ちてしまいます。
でも水枯れすることなく山の木は生い茂っています。
何故ですか?
答えは簡単ですね。これは浸透性の良さが物語っているから。斜面であろうが水が浸透しているんです。
要は土がふかふかなんですね。
山は元々岩盤が雨などの風化で砂になり、そこに植物が根を張り、枯れては肥しとなる。枯れた木の根元は空洞になり、腐葉土と水が集まる。正の連鎖!それを何万年もかけてふかふかの土を作り続けています。
湧水ってどうして出るのですか?
そう。これも山にしみこんだ雨水がゆっくりと時間をかけて染み出てくる「浸透性」のおかげ。
ならば、この自然の原理を学び庭に生かせばよいのです。
私たちの住む世界は人工物の塊。コンクリートやアスファルト、自然物を見つける方が大変です。これらの人工物は自然の教え「浸透性」の大敵です。 先ずはこれを改善するしかないのです!! 次にやることはサステイナブルな肥料づくり。 そう、これこそ樹木由来の枯れ枝、落ち葉です。人間界では「ゴミ」として扱われてしまうこれらの自然素材。捨てるなんてもったいない!! 今まで作庭した幹制作所の雑木の庭づくりでは、落ち葉を雑木の足元に溜めていただいております。生活道路はご近所様の迷惑になってしまうので別ですが、敷地内の植栽帯ではサステイナブルな庭づくりを目指し、落ち葉などによって土壌表面の乾燥を防ぎ、微生物による分解を促し、より自然の方向へ導きます。
この様に目に見えない部分、最も重要な土中環境を整備することにより、水捌けも改善され、雑木の庭もすくすくと育っています。更に山野草を育てるならばなおさら重要になってきます。
雑木の庭づくりをお考えの皆様、今ではなく先を見据えた庭づくりをご検討くださいね(^^♪
目に見えない部分がとても重要です♪
それではまた次回!
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