雑木の庭の管理 自然風剪定
こんにちは。
幹制作所 代表の井村幹仁です。
幹制作所の庭づくりは「今ある時間(限りある時間)を大切に笑顔で楽しむこと」をコンセプトにしております。
家族の時間・自分だけの時間・子供と過ごす時間・孫と過ごす時間
様々な時間を笑顔で過ごしてもらう庭づくりです。
さて今回のお話しは雑木の庭づくりの管理について
庭づくりは作ったらお終いではなく、作庭してからがスタートです。
幹制作所の作る雑木の庭は、作ってから先ずは3年が目安。
作庭後の一年目は山から掘り出された雑木たちが根を切られ、いわば大手術を経て庭に運ばれてきます。人間で言えば病床に寝ている状況ですね。
一年目は人間のサポートが必要な時間です。
作庭後2年目、3年目は大手術を受けた雑木たちが根を再建させ、植栽された大地に根付く時間です。
だんだんと人間のサポートが要らなくなってきます。
作庭後3年以降は雑木たちはしっかりと大地に根付き、枝葉をしっかりと広げて木漏れ日のある空間を作ってくれます。
言い換えれば、雑木の成長が早くなり庭がみるみる茂りますので雑木の庭を維持する剪定が必要になります。
そしてこの雑木の庭の「剪定」がとても重要になるのです。
雑木の庭の剪定とは少し特殊で、とてつもなく成長の早い雑木を(放っておくと山にあるような大木になる)美観を損なわず、成長を抑える剪定になります。
簡単に説明すると、樹木は光合成によりエネルギーを蓄えます。要は茂っていれば茂っているほど成長が早くなるわけです。しかし、ただ切れば良いというわけでもありません。
雑木の庭の特徴は、枝葉が風にそよぎ、木漏れ日のある空間を作る柔らかい優しい庭です。つまり美観が最も重要なのです。
下にあるのは、成長を抑えつつも美観を大事にした剪定後の写真です。
こちらが↓雑木の庭の剪定前の写真です
この違いがお分かりいただけるでしょうか。
爽やかさがまったく違います。
この様に雑木の庭は各家庭に合わせて育てて行くものなのです。
木漏れ日を感じる爽やかな空間。
このように雑木の庭の管理は、成長を抑えるために一年後、二年後を見据えた剪定、かつ美観を整える剪定というわけです。
幹制作所の雑木の庭は成長します。作庭後がピークではなく、作庭後からスタート、どんどんと良くなります。
今回も埼玉から若き青年が雑木の庭の剪定を学びたいと、私の元へ尋ねてきてくれました。とても嬉しいです。
私も41歳になりました。まだまだ若いつもりではありますが、若手庭師のために知っている知識、技術はどんどん伝えていきたいと思っております。そして私自身も若い庭師から新しい考えを学びたいと思います。
最初の庭づくりも大事ですが、それを良くするにも悪くするにも管理が重要なのです。
それを含めた庭づくりを提案していきます。
ではまた次回♪
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