神奈川県相模原市の山野草の庭づくりキンランの咲く庭
こんにちは。
幹制作所 代表の井村幹仁です。
GWはいかがおすごしでしょうか??
雨が多くなんかすっきりしないGW前半でしたが後半は晴れが続くはずです(^^♪楽しんでいきましょう~!!
さて神奈川県相模原市にある雑木の庭アトリエでは数々の山野草が咲いて我々を笑顔にさせてくれています(^^♪
今回ご紹介したい山野草はキンランです!
他の山野草は少し前のブログでもご紹介しておりますのでそちらも併せてご覧ください。絶滅危惧種にも指定されているクマガイソウもご紹介しておりますので気になるお方は是非(^^♪
さてさて今回の山野草キンランですが、幹制作所の雑木の庭では四年目になります。今年も元気に咲きました。このブログを書いている今現在もきれいに咲きほこっています。
このキンランですが、今では滅多に見ることがありません。
ひと昔前は里山のあちこちに咲いていたそうです。割と身近な山野草だったようです。
では何故あまり見られなくなったのでしょう??
理由は三つあります。
一つは人間よる開発です。開発に巻き込まれて里山が消えて行くと同時に姿を消していきました。
二つ目、あまりにも綺麗な花の為、人による乱獲が起こり更に姿を消しました。現在でさえキンランが咲いていると乱獲してしまうか無し事実があります。
ハイカーの皆さん、キンランを見つけてもそっと見守ていてください。乱獲しても先ず活着は難しいです!
最近では乱獲禁止の立て札が多く見られますね。
三つ目、キンランは飼育するのがとにかく難しい。元々増えずらいキンラン。増えるよりも乱獲が上回る。乱獲しても活着するなら良いが、育成が難しいから枯れてしまう。また乱獲する。また枯れる。この負のスパイラルが起きている。
では三つ目の何故育成が難しいのか??
それはラン科特有の菌根菌への依存度が高いからです。
さらにキンランの菌根菌は一般的なラン科植物の菌根菌と違うのです。一般的なラン科植物の菌根菌は腐生菌と呼ばれるもので、これは落ち葉や倒木などを栄養源としていますが、キンランの菌根菌は腐生菌ではなく外菌根というものなのです。
外菌根とは樹木の根に形成する菌種で、栄養を共生相手の樹木から得ています。一方で樹木には土中のミネラルを共生相手に供給しています。キンランはその共生している間に入り込み養分を得ています。
うーむ、難しいですよね(;^_^A
まあとにかく、キンランは美しく難しい!!(笑)
私は咲き始めの姿が好きなので、今回はその写真を入れました。
今現在はもっと膨らみ咲きほこっています(^^♪
最近も近所の山野草好きなマダムがキンランを見に訪れました♪とても感動しておりました!
以上、神奈川県相模原市の山野草の庭づくりキンランの咲く庭 でした。
ではまた次回♪
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